兵庫県私学・大阪府私学・京都府私学 合同イベントのご案内です。
ふるってご参加ください。
京都市内を流れる賀茂川(鴨川)で砂金が採れることは「京都の地学図鑑」(1993年ISBN-10 :4763803204)にも写真入りで載っている有名な話です。ところが実際に行ってみると砂金はさっぱり採れず、幻の産地でした。以来30年近く、我々はやっと3年前に賀茂川のある場所で独特の取り方をすると簡単に砂金が採集できることを発見しました。今回は皆さんにその砂金採りの秘伝を伝授します。誰でも砂金が採れます。
日時:2024年9月29日(日)10:00~15:00頃 (途中からも参加可能)
場所:京都府京都市北区「北大路橋」付近
集合:京都地下鉄烏丸線「北大路駅」南口改札前10:00
募集人数:30名程度(小学生は保護者の付き添いが必要)
参加に必要な道具:
①長靴
②パンニング皿(下記の注意参照)
③小さなバケツ
④ザル(目の粗さ5mm以上)
⑤バール(長さ60cm以上)
⑥片手おけ https://jp.daisonet.com/collections/sanitation0257/products/4560219032460
⑦スクリュー管瓶(フタ付きの小さなガラスビン。3~5 ml)
⑧マッチ棒1本
参加申し込み:
以下のGoogleフォームでお申し込みください。
https://forms.gle/8V4Aqe2iFDmY5Eus6
グループで参加する場合は各自で申し込んでください。
注意:
①長靴と⑦スクリュー管瓶は各人で1つずつ必要です。
その他の道具は、複数人数で参加される方については2~3人に一式でもかまいません。ただし採集効率は下がります(1人の採れる砂金の数は少なくなります)。
②パンニング皿の「新品」は使いものになりません。プラスチック表面が水をはじく為、水が玉になって砂鉄から砂金を分離することが極めて困難になります。新たにパンニング皿を購入する方と、最近パンニング皿を購入された方は、次に書く「ならし」を必ず当日までに済ませておいてください。「ならし」には10日程度かかります。
③④⑥は100円ショップで手に入ります。
パンニング皿の「ならし」
最初に中性洗剤とスポンジでパンニング皿の内側面を何度も洗います。これはプラスチックの射出成型の時に離型剤が残っていたら落とすための作業です。非常に細かい炭酸カルシウム系研磨剤のクリームクレンザー「ホーミング」の仕様もおすすめです。この作業を済ませても、パンニング皿の表面はまだ水をはじきます。これはプラスチック表面がもともと撥水性だからです。そこで次にパンニング皿の表面に親水性層を形成させるため、パンニング皿に泥か、土と水を満たし、炎天下で3日間以上干します。泥の底まで乾いた頃に、一旦他の容器に泥の乾いたものを出します。パンニング皿の汚れている内面を30分程度太陽光にさらし、再びパンニング皿に泥を入れ水を張り、炎天下に干します。この作業を3回繰り返せば、表面が水をはじかなくなります。理由はプラスチック表面の非常に小さい凸凹(電子顕微鏡サイズ)に細かい鉱物粒子が付着したり、水に溶けていたCaCO3 やSiO2成分が沈殿して層をなすためと考えられます。
(なお行事終了後、北大路駅付近で懇親会を考えています。)
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