2021年12月26日日曜日

【終了】令和3年度 第4回 常任幹事会

日時:令和3年12月3日(金)    15:00~16:30(第一部)

場所:灘高校地学教室

   Zoomミーティング併用

司会:川崎 正人(甲南中高等学校)

1.    開会挨拶                    

2.    研修担当より連絡              

3.    議題

① 秋季研修会実施報告

    ② 次年度事業計画

    2022年度 春季研修会 神戸方面?

    2022年度 夏季研修会 山口方面?

    2022年度 秋季研修会 奈良方面?

    ③ 会員名簿、会誌について

 ④ その他

 4.    閉会挨拶                    


18:00~(第二部)  @英国館




コオロギ食を使った自由研キットや、英国館所蔵の様々な理科関係グッズをご紹介いただきました。
SDGsと昆虫食、今後どのように発展していくのでしょうか。

メガロドンの歯の化石も展示してありました。
メガロドンとは、古第三紀漸新世 から 新第三紀鮮新世に生息していたとされる大型のサメです。





ハドロサウルスの卵も展示してありました。

お土産にサメの歯の化石もいただいております。

2021年12月25日土曜日

 会誌「ひょうしり」2号 2021年













会員校の皆さんへ、1学期に提出いただいた会員名簿(Excel)の中の「会誌希望冊数」を学校宛で配布しました。

原則は兵庫県私学連合事務所の「連絡箱」への投函です。

12月3日の常任幹事会に対面出席された方へは手渡ししました。




2021年12月6日月曜日

 兵庫県地学会2021年度淡路島巡検[終了]

2021年12月12日(日) 09:30~17:00頃

テーマ 「淡路島の北淡震災記念館野島断層保存館見学と白亜系化石採集など」

場所 北淡震災記念館野島断層保存館、南あわじ市阿那賀、道の駅うずしお、

  南あわじ市阿万西町、南あわじ市灘仁頃、他


灘中学校高等学校 野村敏郎



2021年11月7日日曜日

2021年度 秋期研修会【報告】

今回の兵私理秋季研修は、甲南高等学校で行われました。

テーマは以下の2本立てです。

1。PCR法を利用したDNAによるサバの品種判別

2。走査型電子顕微鏡による観察


サバの品種判別では、講師の甲南高等学校 川崎先生が用意してくださった、3種類のサバ(マサバ、ごマサバ、タイセイヨウサバ)の切り身を、PCR検査にかけて判別しよう、というテーマで行いました。


まずは、マイクロピペットの使用方法を練習し、正確にμL単位の計量をできるようにします。


サバの切り身は、本当に微量で十分なようです。

マイクロチューブに入れて、各班に3種類ずつ配られました。


まずは、NaOH→HCl処理、遠心分離をしてDNAの抽出を行います。



以前の遠心分離機は、少しでもセットする試験管(チューブ)のバランスがくるってしまうと、ローターが破損したり、大惨事になったのですが、最近の遠心分離機は耐久性が上がっているようです。

今回、PCRのバッファーに加える酵素は KOD  FX  鹿児島県小宝島の高熱細菌から抽出したものだそうです。安定してPCRが行えるのですが、値段はお高めだそうです。

今回使用するプライマーは20塩基程度のものを使用しました。PCRは一般に10000塩基対くらいまでは可能だそうですが、今回は500塩基の配列で実施しています。

PCRを行うサーマルサイクラー。特許が切れて最近は値段が下がってきているそうです。

今回抽出したDNAはHaeⅢとHinf1という制限酵素で切断しています。

アガロースゲルなどの硬さを選べば、1塩基単位の分析もできるそうです。



今回使用したアガロースゲル。
ウェルにきちんと入れられるでしょうか。



ウェルに入れる前に、染料とグリセリンなどを加えて混合します。


ピペットが突き抜けると試料が拡散してしまいますので、丁寧に。









緩衝液に入れて、電気泳動をかけます。



緩衝液に入れて、電気泳動をかけます。








紫外線を当てると、染料が蛍光を発します。
HaeⅢのほうは特にはっきりと分離することができました。


電子顕微鏡の使用も見学できました。
講師は甲南高校の平田先生です。

白金の真空蒸着で観察物をコーティングします。


観察物を真空にした状態にし、モニタで確認します。










今回はコオロギの体表面や砂金、放散虫などを観察させてもらいました。


お土産は華房先生より
アインシュタイン相対性理論のコピー本
とアインシュタインMilkyです。
アインシュタインの相対性理論は、大変貴重な原本を華房先生が所持しており、それを丁寧にコピーしてくださいました。

もう一つのお土産は山内守明校長先生から、福島県沖で採取されたボーリングサンプルから、珪藻土粉末です。丁寧に洗浄すれば、珪藻
の殻が観察出来るそうです。

2021年10月11日月曜日

【報告】 大阪市立自然史博物館



 10月10日、有志6名で大阪市立自然史博物館に行ってきました。

大阪市立自然史博物館は、大阪市の長居公園にあり、自然界の構造や諸関係について,「身近な自然」「地球と生命の歴史」「生命の進化」「生き物のくらし」と題した4つの常設展示室,そして特別陳列や特別展を通して展示すると共に,年間80~100回程度開催される様々な観察会や講演会などの行事などを通じて様々な角度から,わかりやすく伝えてくれる博物館です.




入り口にあるナガスクジラ・マッコウクジラ・ザトウクジラの骨格標本がシンボルマーク。



今回の主目的は、ノーベル物理学賞を受賞から100周年にあたる、アインシュタイン特別展。ちょうどこの日が実施最終日でした。

展示は
「アインシュタインのキャラクターにふれる」
「アインシュタインが変えた世界」
「アインシュタインの研究の先に広がる景色」
のブースに分けられ、アインシュタインの功績をわかりやすく伝えてくれていました。




アインシュタインと言えば、一般性相対性理論。今回は華房拓郎先生所蔵の「特殊及び一般相対性理論」も展示品として公開されていました。


「空間の歪みを会場で体験しよう!一般相対性理論」というコーナーも有り、賑わっていました。


お疲れ様でした!緊急事態宣言も解除され、今後はより一層様々な催しに参加出来るとよいですね。

2021年9月25日土曜日

令和3年度 秋季研修会[終了]

 1.研修日 令和 3 年 10 月 24 日 日

2.研修場所 甲南高等学校 3 F 生物実験室 講義室

3.研修内容 ① PCR 法によるサバの品種判別

      ② 走査型 電子顕微鏡による観察会

4.研修費:無料

5.タイムテーブル

    9 :00 受付

   9:30~11:30

      PCR 実験の前半 担当:川崎 正人

   11:30~13:30

      電子顕微鏡による放散虫化石の観察 各自昼食  担当:平田礼生

   13:30~15:30

      PCR 実験の後半 担当:川崎 正人

6.解散 1 6 :00ごろ

7.参加申し込み

 参加ご希望の方は、

 10 月 1 5 日 金 までに 以下のフォーム に入力してください。

 https://forms.gle/sHq4F35zYw7DJT7n8

8.実施に際して

①新型コロナ対策の上、人数を減らしての実施です。

②新型コロナウイルスの流行状況によっては延期になります。実施の可否は一週間前までにお知らせします。延期の候補は12月第1、2週の日曜日です。その場合は再度申し込みを受け付けます。

③お車でのご来校いただけます。申し込みの際にお申し出ください。

④走査型電子顕微鏡です。基本的に真空蒸着が必要となります。 試料の当日持ち込みは不可、事前にご相談をさせていただきます。

2021年8月29日日曜日

令和3年度 夏季研修【報告】

 2020年8月8日、兵私理としては2年ぶりとなる夏季研修が行われました。

新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、十分な感染防止対策をとり、日帰りで実施されました。


まず当日は兵庫県立人と自然の博物館に集合し、各自自由見学をした後、コロナ対策として定員半分常時換気のバスで丹波竜発見地展望公園へ移動します。

人と自然の博物館では、春期研修で講演のあったヤマトサウルス・イザナギイのコーナーもありました。




丹波竜発見地展望公園は、断層などもはっきり見え、地学的にも面白い場所でした。




ちーたんの館。建物を貫くように丹波竜の頭としっぽのオブジェがあります。





丹波竜の骨格標本やその関連展示が充実しているだけでなく、今回訪問した期間は「剣と鎧の恐竜展」という特別展示がしてあり、「剣竜」や「鎧竜」に関する展示もありました。



最後は枕状溶岩の観察です。
お目当てのものは見れたでしょうか?





お疲れ様でした!来年は例年通りの夏季研修ができると良いですね。
お土産に野村敏郎先生からカリ長石数個、華房拓郎先生からゾウリムシ300mLが配られました。



2021年6月19日土曜日

令和3年度 夏期研修【終了】

 兵庫県私立中学高等学校理科教育研究会 R3年度夏季研修会のお知らせ 


1.研修日      令和3年8月8日(日) 

 

2.研修場所    丹波篠山周辺   

     

3.参加費   2,000円 

       

4.交通機関    バス移動 

 

5.集合場所・時間  兵庫県立人と自然の博物館 午前10:00 

 

6.行  程  詳細は別紙要項に記載 

 

7.解散場所・時間  兵庫県立人と自然の博物館 午後5:00頃  

 

※7月23日(金)までに申し込みください。先着順です。 

申し込みは締め切りました

申込みは以下のフォームまたは

事務局 理科教育研究会(甲南高等学校内)

    川崎 正人 kawasakiあっとまーくkonan.ed.jpまでメールお願いします。 

https://forms.gle/5tEw77JCv5VHag8Z8


例年夏の研修会は宿泊を伴うものを実施してきましたが、県内日帰りであれば、流動的な状況でも実施可能として計画しました。また、日曜日で山の日の祝日、オリンピックの閉会式の日ということで中止になる可能性が最も低いと思われます。校務、クラブでお忙しと思いますが、奮ってご参加ください。


※今年度も会誌を出す予定にしております。今学期中に締切りを設定しているのでご協力ください。